2022/05/08
2022/05/08
映画「親愛なるきみへ(2010)」
今日観た映画は「親愛なるきみへ(2010)/DEAR JOHN」(2010年アメリカ映画)と言う、ロマンス、ドラマ、恋愛映画。ラッセ・ハルストレム監督作品、キャストは、チャニング・テイタム(男優)ジョン・タイリー、アマンダ・サイフリッド(女優)サヴァナ・リン・カーティス、ヘンリー・トーマス(男優)ティム・ウェッドン、スコット・ポーター(男優)ランディ、リチャード・ジェンキンス(男優)ミスター・タイリー、その他の皆さん。内容は、2001年春、米軍の特殊部隊に所属する青年ジョン(チャニング・テイタム)は、2週間の休暇で帰郷した際、女子大生のサヴァナ(アマンダ・サイフリッド)と出会い恋に落ちます。ですが愛を深める間も無く、ジョンは赴任地へと旅立つ事になります。それでも二人は、手紙を交わす事で互いの距離を縮め愛を育んで行きます。ところがそんな二人の運命を9.11同時多発テロが変えてしまうのです。苦悩の末に任務の延長を志願したジョンに対し、孤独に耐えかねたサヴァナの心は揺れて行くのですが・・・。
この映画も素敵な気分に浸る事が出来ました。でも切なく悲しいお話でもあります!始まって直ぐに二人は恋愛関係になり、その後も素敵な空気感が漂い続けるのですが、後半になって9.11同時多発テロをキッカケに二人の心は揺れ動きます。でもこの映画のように離れている事でこのような結果になる事は、他の映画でもありますよね。僕は映画「ひまわり」を一番に思い浮かべますが、人間はそれほど強くは無い、寧ろ弱い生き物だと言う事なのかも知れません。でも一番最後に、二人に笑顔が見られたのは、本当に良かった!この映画は、それが何よりです!
「きみに読む物語」の原作者ニコラス・スパークスのベストセラー「きみを想う夜空に」を、「G.I.ジョー」のチャニング・テイタムと「マンマ・ミーア!」のアマンダ・サイフリッドの主演、「ショコラ」「HACHI 約束の犬」のラッセ・ハルストレム監督で映画化した純愛青春ストーリー。兵役中でなかなか会えない中でも手紙で愛を育む若い男女が辿る切ない運命を描いている映画。音楽は、デボラ・ルーリー、音楽監修は、ハッピー・ウォルターズ、シーズン・ケント。勿論、オススメの映画です!
2022/05/07
仕事「スタジオの録音」
今日は、若草恵さんのアレンジで、とある女性歌手の方の録音が1曲ありました。編成は、ピアノに松田真人、フォーク・ギターに大久保明さん、ヴァイオリンに向江陽子さん、そしてマニピュレーターに丸尾稔君です。今日のスタジオは久し振りに行くスタジオだったので、道に迷ってはいけない(笑)と早めに家を出たせいか、1時間以上も早く到着。最初は大久保さんと少し音楽の話題に興じていましたが、その後インスペクターさんから譜面が渡されたので早速譜読みを始めると、結構大変そうな書き譜が色々とあったので、直ぐにピアノのブースに入り譜読みの練習です!因みにこの曲のキーはGマイナーで後半になると半音上のG♯マイナーになっています。それからテンポは92と書かれていたので(少し速めのテンポのバラードです)、この92のテンポだと譜面に書かれているピアノのフレーズをどの位の速さで弾かなければいけないのか?、スマホにインストールしてあるメトロノームのアプリを立ち上げて確認をすると、決してゆっくりの感じでも無かったので、早々に練習を始めて体に覚え込ませます!
練習を始めて暫くした後、若草さんもスタジオに到着をされたようで、直ぐにピアノのブースにやって来て下さり、譜面に書かれている事に付いての確認が幾つかありました。譜面のここのフレーズは、柔らかく弾いて欲しい等々。
そして午後7時頃からまず音合わせが始まり、歌手の方にも仮歌を歌って頂きながら録音が始まりました。その間、当初92だったテンポが90、そして最終的には89のテンポに落ち着き決定。僕にとってはテンポが3つ遅くなっただけでもこの譜面に書かれているフレーズを弾くのには少しでも救いになりました。その他にも若草さんから「間奏のフレーズでオクターブと指定してあるところも単音で、そして優しく弾いて下さい」だとか「全体的にも柔らかく弾いて下さい」等々、更なるリクエストが追加されました。当初譜面にはイントロなど部分的にではありますが、強弱に付いてフォルテの指定もありましたが、最終的には強くてもメゾフォルテからメゾピアノ位の強さで、その他にも1コーラス終わりのブリッジの部分のフレーズを「譜面よりもオクターブ上で弾いて下さい」等やりながら、全体的な感じを柔らかい雰囲気に変更したいと言う思いが伝わって来たので、僕の方でも出来るだけその意向に添えるように頭の中のイメージの変更をして行きます。
結局本番の録音では、間奏の一部分(4小節間)に付いてのやり直しはありましたが、その他の部分に付いてや、そして特に難しかったフレーズ等(ショパンのノクターンのような感じ)も良い感じで弾けたので、納得の行く演奏が出来ました。今日の若草さんのアレンジによる録音は、今年のスタジオの仕事の中でも一番集中力を要するような内容でしたが、お陰様で良い感じで弾けたので、気持ち良くスタジオを後にする事が出来ました。充実した内容の1時間でした!午後8時頃には、無事に終了です!
2022/05/06
映画「黄金のアデーレ 名画の帰還/Woman in Gold(2015)」
今日観た映画は「黄金のアデーレ 名画の帰還/Woman in Gold(2015)」(2015年アメリカ、イギリス合作映画)と言う、ドラマ、法廷物、戦争物、歴史物、そして実話物の映画。サイモン・カーティス監督作品で、キャストは、ヘレン・ミレン(女優)マリア・アルトマン、ライアン・レイノルズ(男優)ランドル・シェーンベルク、ダニエル・ブリュール(男優)フベルトゥス・チェルニン、ケイティ・ホームズ(女優)パム・シェーンベルク、タチアナ・マスラニー(女優)若い頃のマリア・アルトマン、マックス・アイアンズ(男優)フリッツ、その他の皆さん。内容は、ユダヤ人女性のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、ナチスに占領された祖国オーストリアを捨て、夫フリッツと共ににアメリカへの亡命を果たします。1998年、82歳となったマリアは亡くなった姉ルイーゼがオーストリア政府に対してクリムトの名画“黄金のアデーレ”の返還を求めていた事を知ります。それはマリアの伯母アデーレの肖像画で、第二次世界大戦中にナチスに略奪されたものだったのです。マリアは姉の思いを受け継ぐ事を決め、駆け出しの弁護士ランディ(ライアン・レイノルズ)に協力を仰ぎます。しかし、その名画は“オーストリアのモナリザ”と称される至宝。オーストリア政府にこれを手放す気は毛頭無く、マリアとランディの闘いは困難かつ長い道のりとなって行くのですが・・・。
この映画も良かったです!オーストリアの至宝、そしてオーストリアのモナリザとまで言われるグスタフ・クリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」。この名画にはこのようなエピソードがあったのですね。僕はこれまで全く知りませんでした!この絵画のモデルとなったアデーレを叔母に持つユダヤ人女性マリアが、当時ナチスが不当に略奪をしたクリムトの「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」を、あの忌まわしい第二次世界大戦をキッカケにして、その後オーストリアのベルデベーレ美術館に展示される事になった事で、正当な持ち主である自分のところに返還を求める為の訴訟を起こすと言う内容の映画。そしてこんなところにもナチスドイツの悲劇が浮き彫りになると言う事実。映画の最後には、ナチスに略奪をされた美術品の多くは、未だ正当な持ち主に戻されていないと言うテロップも流れます。
クリムトの名画「黄金のアデーレ」が辿った数奇な運命に秘められた驚きの実話を映画化した感動のドラマ。ナチスに略奪された「黄金のアデーレ」の正当な持ち主として名乗り出た82歳の女性マリア・アルトマンが、駆け出し弁護士ランドル・シェーンベルクと共ににオーストリア政府を相手に一歩も引かない返還闘争を繰り広げる様子と、激動の時代を生きたマリアとその家族の物語を描いた内容。主演は「クィーン」のヘレン・ミレンと「[リミット]」のライアン・レイノルズ。共演にダニエル・ブリュール、タチアナ・マズラニー、ケイティ・ホームズ。監督は「マリリン 2日間の恋」のサイモン・カーティス。音楽は、ハンス・ジマー。オススメの映画です!
2022/05/06